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ObotAI、訪日外国人向けAIチャットボット「インバウンドアシスト」開始
Generatived
23/10/5 10:59
ObotAI(東京都港区)は、訪日外国人旅行客とのコミュニケーションを円滑にし、日本の文化や地域情報を提供できるAIチャットボットサービス「インバウンドアシスト」の提供を開始すると発表した。このサービスは、訪日外国人観光客の満足度向上や消費の促進を図り、インバウンド旅行市場の成長をサポートすることを目指している。2023年に入り、訪日外国人旅行客の数がコロナ禍前の水準に戻りつつあるという。JNTO(日本政府観光局)が発表した訪日外客数によると、2023年4月推計値が1,949,100人となり、200万人に迫っている。これは、コロナ禍前の2019年同月比66.6%の回復となっており、個人旅行再開以降で最高を更新している。今後もインバウンド旅行市場は成長していくと思われるが、訪日外国人旅行客との言語や文化の違いによるコミュニケーションの課題や、オーバーツーリズムの課題は今後さらに増えると予想され、AIを活用した言語解決ソリューションの需要はさらに増えていくと考えられる。ObotAIは、「海外スタッフが育成する信頼の多言語AI」をモットーに利用シーンに応じた多言語AIを提供してきた。今後もインバウンド旅行市場の成長に貢献していきたく、生成AI技術を研究・利用して、訪日外国人旅行客に日本の文化や地域情報をスムーズに提供でき、日本での滞在体験を向上させられるサービスとして「インバウンドアシスト」を開発した。「インバウンドアシスト」は、iPadやサイネージで利用可能な音声入力で使える多言語AIツールで、ChatGPTとルールベース対応のハイブリット型多言語AIチャットボットと、ObotAIが提供している、40言語対応のAI通訳機「MyPhone訳」を組み合わせたものとなっている。「インバウンドアシスト」を導入することで、コミュニケーションの問題を解消し、施設側が伝えたい情報や、訪日外国人旅行客が知りたい地域情報など、スムーズな情報の提供が可能となり、顧客満足度の向上をサポートする。また、ObotAIでは一般的な観光情報だけでなく、通常のGoogle検索からでは得られないようなニッチなローカル情報を、設置したタブレットのGPSと連携して提供していく。例えば、地域ごとのGoogle Mapの口コミ情報を定期的にクローリングして、データ取得し、ChatGPTに解析させて独自のデータベースを構築する。通常の観光体験だけでは得られない、その地域のニッチなローカル情報を提供して行く予定だ。
