Generatived（Beta）｜生成AIの最新ニュースとトレンドを提供

OpenText（東京都千代田区）は、人工知能（AI）機能を搭載した最新版「Cloud Editions （CE） 23.4」を発表した。OpenTextは10年以上にわたり、IoT、ロボット工学、自然言語処理、複雑なシステム、生成AIの分野を対象に、大規模かつ複雑なデータセットの管理とセキュリティー保護を支援してきた。今回のOpenText Aviatorにより、顧客企業は自社のデータに基づき迅速に行動し、明確な意思決定を行い、時間の経過とともに学習するインテリジェントなツールを用いて進化することが可能になるという。

OpenTextのCEO兼CTOであるMark Barrenechea氏は、「AI革命に起因するプラットフォームのかつてない変化は、幅広い産業、部門、役職に変革をもたらす。OpenTextは10年以上にわたりAI機能を開発しており、OpenText Aviatorsは、お客様に飛躍的なAIの進化をもたらす。OpenText Aviatorには、情報管理のデータセットと言語モデルを活用した最新の会話インターフェイスが用意されており、お客様の生産性を大幅に改善できる」と述べた。

AIテクノロジーの需要と導入は、記録的なスピードで拡大している。IDCによると、AI分野における全世界のIT支出は、2026年には3,080億ドルを超えると予想されている。こうした急速に拡大する需要と市場の可能性に対応するため、OpenTextは、AI分野における同社のビジョンと戦略である「opentext.ai」を発表した。これは、従来の業務・経験データの強化・保護で顧客企業を支援し、生成AIと大規模言語モデル（LLM）による学習データの新たな層を予測するものだ。

Shell社のインテグレーション部門責任者であるJonathan Cullender氏は、「AIは、エネルギー転換において重要な役割を果し、ネットゼロ化への取り組みを通じてお客様のビジネスの脱炭素化を支援し、こうした分野で当社のパフォーマンスを維持するための鍵となる。OpenText World 2023において、OpenTextと登壇し、エネルギー業界におけるAIの革新的な機能や、OpenTextのソリューションが当社の業務効率やセキュリティーの向上、最終的に大幅なコスト削減につながった事例についてご紹介できることをうれしく思う」と述べた。