大津屋（福井県福井市）とOmluc（東京都港区）は、OpenAIの技術ChatGPTを活用し、LINEでふるさと納税返礼品を提案するサービス「AIふるさと納税コンシェルジュ（β版）」を共同開発した。2023年9月4日から提供が開始される。このサービスは、ユーザーが好みや予算などの条件を入力すると、ChatGPTを搭載したシステムがふるさと納税の返礼品を提案する。現在はβ版として、楽天ふるさと納税に掲載されている返礼品が対象となっている。ふるさと納税市場の拡大に伴い、返礼品も年々増えているという背景から、大津屋とOmlucはこのサービスを開発した。各自治体や事業者が提供する魅力的な返礼品が市場に溢れており、その中からお気に入りの品を見つけるのは困難な状況だ。寄付者からは「どう探せばいいのか分からない」「結局去年と同じものを選んでしまった」といった声が寄せられていた。そこで、大津屋とOmlucは、年収や寄付額に関係なく返礼品選びをサポートする「AIふるさと納税コンシェルジュ」の開発に取り組んだ。ChatGPTが豊富な商品ラインナップの中から、ユーザーの好みに合わせた返礼品を提案する。このサービスは無料で利用でき、LINEアカウントの友だち追加をするだけで、すぐに返礼品の提案を受けることができる。