ペイミー（東京都港区）は、World Innovation Lab（WiL）を引受先とした第三者割当増資により、総額4億円の資金調達を行った。この資金は、生成AIネイティブの営業支援サービス「セールススクラムAI」の立ち上げに使われる予定だ。ペイミーは2022年2月に卜部宏樹が代表取締役CEOに就任し、新たな経営体制を組んだ。その後、CFO宮澤佑輔、CTO白井英が就任し、既存事業に加えて「セールススクラムAI」を立ち上げるための資金調達を行った。生成AIは、大量のデータを学習し、学習に基づいた新しい情報や文章を生成する技術で、この技術を活用して営業活動に特化したUI/UXでサービスを提供する。「セールススクラムAI」は、公開情報はもちろん、過去の行動や購買履歴に鑑みた顧客の状態やニーズに関する洞察を踏まえた文章作成、仮説立案、新人教育などが容易になる。これにより、営業メンバーは人が得意な「顧客とのコミュニケーション業務」に集中する割合を増やすことが可能になる。また、生成AIは利用方法の自由度が高いため、組織的に利用するためには、適切なデザインが必要で、セールススクラムAIは、プロダクトとともに導入設計と支援を行うプロンプトデザイナーとともに営業活動における生成AI活用課題に対応し、営業プロセスを効果的にサポートする。現在、ペイミーは「セールススクラムAI」のベータ版を開発中で、ベータ版利用に向けた先行登録希望者を募集している。また、営業活動で使用できる無料プロンプトの配布も行っている。