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プラスマンAI肺結節検出感度向上
Generatived
25/11/17 0:00
プラスマン(東京都)は、自社開発の「Plus.Lung.Nodule」AIシステムの臨床研究結果を公表。長崎大学病院の研究チームが実施し、日本肺癌学会学術集会で発表されたこの研究では、AIを使用することで読影医の肺結節検出感度が大幅に向上し、特異度も維持されたことが明らかになった。
研究では、低線量CT画像75例を用い、専門医4名と非専門医5名の計9名の読影医が評価。AI支援により、症例毎の感度が87.8%から93.8%へ、結節毎の感度が52.3%から73.8%へと向上。特に、AI支援を受けた非専門医の感度がAI未使用の専門医を上回る結果となった。
実臨床へのAI統合方法として、セカンドリーダー型とコンカレントリーダー型の2つが評価され、どちらも診断精度の向上が確認された。特にコンカレントリーダー型は、経験の少ない医師において高い感度向上効果を示した。肺結節のタイプ別では、全てのタイプでAI支援による検出感度の向上が認められた。
長崎大学の芦澤和人教授は「AI支援により全ての読影医の検出感度が向上し、特異度が維持されたことは、AIが実用的なツールとなり得る可能性を示す重要なエビデンス」とコメント。プラスマンの大塚裕次朗代表社員も「独立した臨床研究での有効性の検証は、開発 者として大変嬉しい」と述べ、今後も実臨床で役立つ製品開発を続ける意向を示した。

