株式会社レコチョクは、業務生産性向上の一環として、日本Microsoft株式会社が提供する「Azure OpenAI Service」を採用することを決定しました。2023年8月7日（月）より、社内でChatGPTが利用できる環境として「RecoChat with AI」を構築し、運用を開始しました。また、希望者には、技術検証を目的としたChatGPT Plusや開発効率向上を目的としたGithub Copilot for Businessも利用可能となり、AIの最適な活用促進を目指します。レコチョクは、2022年末からChatGPTを含む大規模言語モデル（LLM）を活用したプログラミング開発や運用において、業務効率を加速させる可能性を検証してきました。本年6月30日（金）には、「with AI プロジェクト」を発足し、生成AIの積極的な活用による音楽市場への新たな価値提供を目指しています。7月には、「生成AIの利用ガイドライン」を制定し、生成AIの適切な利用方法や注意事項を示すなど、「RecoChat with AI」導入に向けて準備を進めてきました。今回のAzure OpenAI Serviceの採用は、社内システムとの親和性が高く、セキュリティや管理運用面、機密保護の観点から重要な判断基準となりました。導入後は、個々の業務でChatGPTを活用し、その後、社内問い合わせチャットボットや業務システム連携をシームレスに行う機能等を開発予定です。これにより、生成AI活用による業務生産性のさらなる向上を目指します。また、生成AIの先行試用を実施した社員からは、回答が不適切な場合や質問の意図が正しく理解されないといった課題が挙げられています。これらのフィードバックを受けて、スキル向上のための外部有識者による勉強会を実施し、社内ナレッジの共有など、全社で生成AIを活用できる環境を構築していきます。今後は、社内で得たノウハウを活かし、音楽市場の活性化に貢献する業務効率化支援を提供する予定です。引き続き「with AI プロジェクト」を中心に、生成AIの社会的課題や国内外の動向を注視し、関連する法律や規制に則り、関連団体との連携を図り、楽曲やコンテンツ保護のための社内ガイドラインを更新していきます。また、レコード会社やクリエイターの皆様が安心してコンテンツを預けられる環境を構築し、音楽市場の最大活性化に貢献していきます。