Generatived（Beta）｜生成AIの最新ニュースとトレンドを提供

Synopsys, Inc.は、フルスタック全体にわたって生成人工知能（GenAI）を統合し、半導体業界におけるエンジニアリングの生産性を大幅に向上させる、Synopsys.ai™ EDAスイートの拡張を発表した。この開発は、Synopsysが最近導入したチップ設計用のGenAI機能シリーズの最初の製品であるSynopsys.ai Copilotに基づいて構築されているという。

Synopsys.aiスイート全体にGenAIを組み込むことにより、チップ設計者は専門ツールのガイダンスや、RTL、検証、その他の資料作成のための生成機能などの共同作業機能を備えることができる。また、自然言語からワークフローを作成する自律機能も提供する。Synopsysは現在、設計と検証からテストと製造に至るまで、Synopsysの.aiフルEDAスタック全体でGenAIの価値を最大化するために、AMD、Intel、Microsoftなどの大手チップメーカーと協力しているという。

AI主導のチップ設計のパイオニアとして、Synopsysは、ICチップ開発の全ての段階にわたって、生産実績のあるAI主導の最適化機能とデータ分析機能を提供することで、エンジニアリングの生産性ギャップに取り組んでいる。Synopsys.ai EDAスイートはチップ設計ワークフローを加速し、企業が業界の需要と同じペースで拡大しない労働力でより多くのチップをより迅速に構築できるようにするという。

Synopsysは現在、主要顧客と協力して、EDAスタック全体にわたる生成AI機能を使用して生産性を次のレベルに引き上げることに取り組んでいる。これには、エンジニアにツールの知識、結果の分析、強化されたEDAワークフローに関するガイダンスを提供するコラボレーション機能が含まれる。生成機能により、RTL、形式検証アサーションの作成、UVMテストベンチの開発が促進される。自律機能により、自然言語によるアーキテクチャーから設計、製造に至るまでのエンドツーエンドのワークフロー作成が可能になるとのことだ。