Generatived（Beta）｜生成AIの最新ニュースとトレンドを提供

SyntheticGestalt（東京都新宿区）と大鵬薬品（東京都千代田区）は、創薬技術の拡充と進化を目指し、技術検証契約を締結した。SyntheticGestaltが開発したAIモデル「SG4D10B」を活用し、新規化合物の分子プロファイル予測を高めることが可能になる。

SyntheticGestaltは、100億件の化合物情報を学習するAIモデルを開発。このモデルは、分子の立体構造を大量に学習し、予測精度の向上に寄与する。経済産業省とNEDOの支援を受けており、製薬企業や化学メーカーの研究効率化に貢献する。

大鵬薬品は、システイノミクス創薬を通じて、共有結合型薬剤の創出に成功している。この技術をさらに進化させ、システイン以外のアミノ酸を標的とする薬剤の開発にも取り組んでいる。

SyntheticGestaltのCTO神谷幸太郎は、4D探索技術を活用し、新たな共有結合型薬剤の発見に貢献すると述べた。大鵬薬品の相良武は、生成AI基盤を組み込むことで創薬の成功率を高め、がん治療薬の創製を継続するとコメントしている。