Generatived(Beta)|生成AIの最新ニュースとトレンドを提供
大成建設、次世代建築計画システム「C2QUEST」開発開始
Generatived
2023年9月11日
大成建設(東京都新宿区)は、日立コンサルティング(東京都千代田区)、GlobalLogic Japan(東京都品川区)、日立社会情報サービス(東京都品川区)の3社と共同で、「生産プロセスのDX」の一環として、建築計画における次世代の業務スタイルへの変革を推進するシステム「建設承認メタバース-CONSTRUCTION CONTRACT(略称C2QUEST)-」の開発を開始する。この開発では、建築物の意匠・構造・設備などのデジタルデータが統合されたBIMを基に、クラウド上に建築物のメタバース(3次元の仮想空間)を構築する。近年、建設業においてはBIMの活用が急速に拡大しており、国土交通省によるBIM活用の標準化に向けた取り組みや、一般社団法人日本建設業連合会によるBIM中心の業務スタイル定着へのロードマップ策定など、デジタル化のメリットを生産性向上や課題解決に生かそうとする動きが活発となっている。また、コンピューターやネットワーク上に構築された仮想空間であるメタバースの活用も始まっており、不動産の内覧や住宅展示場において3次元仮想空間に再現された建物の内部を実際に歩き回るかのような感覚で、建物の完成形イメージを体験することに役立てている。しかし、施工現場では、紙図面での資料作成や目視重視の確認作業など慣習に基づく業務様式が継続していることやデジタルに習熟した作業員などの人材不足といった背景もあり、一部ではBIMの3次元データを併用しながらも、各種データ連携による業務効率化や働き方改革といった観点からはいまだに多くの改善すべき課題が残されている。これらのことから発注者などへの説明や仕上げの仕様決定など「建設承認」を得る過程で、関係者相互の認識の相違をなくし、速やかな合意形成につなげるために情報の一元管理が求められていた。そこで大成建設は3社と共同で、計画されている建築物に関するデジタル情報の一元管理により発注者などへの説明から承認までをシステム上で完結させ、建物の完成形に関する詳細イメージを関係者間で共有し、建築プロジェクトにおける業務効率の大幅な向上を実現する「建設承認メタバース」の開発を進めることにしたという。
Generatived は、Generative AIに特化した情報やトレンドをお届けするサービスです。大きく変わりゆく世界の情報を全力でお届けします。
ニュース
Generatived は、Generative AIに特化した情報やトレンドをお届けするサービスです。大きく変わりゆく世界の情報を全力でお届けします。
Copyright © 2024 Generatived - All right Reserved.