天職市場（東京都港区浜松町）は、AI技術を提供するKandaQuantumと共同研究開発を開始した。GPT以降の採用環境の変化に対応し、生成AIの活用による採用業務の効率化を目指す。天職市場は、AI技術開発をリードしてきたKandaQuantumと手を組むことで、新たな採用支援システムの開発に乗り出した。本システムでは、KandaQuantumが開発した生成AI技術「CalqWorks」を活用し、採用業務の効率化と質の向上を目指す。GPT以降の採用環境は大きく変化し、AI技術の進歩により、採用業務に求められるスキルや期待される成果も変わってきた。求人票の自動作成やスカウトメールのテンプレート作成など、効率化/自動化によって人材要件の定義やマッチングの質が高まることから、新たな採用サービスの開発に着手した。今回の採用サービスは、生成AIを活用することで、採用業務のパフォーマンス向上を実現する。技術の進歩により、自動化と効率化が進展しつつあるが、ただ業務を速くするだけではなく、必要な人材要件の定義や求職者と企業のマッチングの質を高めることを目指す。これを実現するために、業務効率化や条件定義の高度化、さらには様々なジャンルでの細やかなマッチングを可能にする。これにより、一人ひとりに合わせた最適な求人を提示し、企業と求職者双方に対する満足度を向上させることを目指す。天職市場のサービスは、ただ企業の業務効率を向上させるだけではなく、社会全体に対する影響も考慮している。障害者、女性、中高年、外国人など、多様な人材が活躍できる場を提供することで、社会全体のキャパシティを広げることも重要な課題と考えている。また、地方や中小企業での採用活動も支援し、働き方の多様化と労働市場全体の活性化に貢献する。