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Ubie、生成AI活用した「問診要約機能」を医療機関向けに提供開始
Generatived
23/10/27 9:42
Ubie(東京都中央区)は、医療機関向けサービス「ユビーメディカルナビ」にて、生成AI(LLM:大規模言語モデル)を活用した初の機能「問診要約機能」の提供をクリニック向けに開始すると発表した。この機能は、患者の症状や自由回答をLLMが要約し、医師が患者の状態を端的に把握し、対面でのコミュニケーションにより時間を費やすことを可能にするものだ。これまで複数の医療機関での実証実験を行い、医師からの高い満足度を得たことを受け、今回の正式リリースとなったという。
「ユビーメディカルナビ」は、医療機関の業務効率化を支えるAI問診サービスで、紙の問診票の代わりにスマートフォンやタブレットを活用するのが特徴だ。患者一人ひとりの症状に合わせた詳細な事前問診が可能となり、さらに電子カルテ記載に伴う事務作業も大幅に削減される。働き方改革への意識が高まる全国の急性期病院から各地域のクリニックまで、2023年10月時点で47都道府県・1,500以上の医療機関で導入されているという。
新機能「問診要約機能」は、患者が「ユビーメディカルナビ」で回答した20〜30問の症状や生活習慣などの情報と、フリーテキストで入力した医師への相談内容をLLMが要約し、医師のPC画面上に共有するものだ。この機能により、医師は「患者がどのような症状でどのような気になり・相談があるのか」を端的に理解することが可能となり、診療の品質向上に寄与するという。
本機能は現役医師を含めた開発チームと、今年7月に設立し、医療・ヘルスケア領域における生成AIなどのイノベーションと安全性の両立を目指す研究組織「Ubie Lab」が共同で開発した。LLMの強みを生かしながらも安全性と信頼性に配慮し、要約による情報の見落とし防止の観点から、デフォルトは要約前の原文とし、要約時も常に要約前の原文を参照可能な状態としたセーフティネット構造を採用しているとのことだ。

