Recorded Future(ボストン)は、人間の能力を拡張し、サイバーと物理の境界が融合する脅威から民主主義を守るためのAIを一般向けにリリースした。このAIは、セキュリティーアナリストにとって強力な支援ツールとなり、複雑な脅威を分析する能力を提供する。

同社のAIは、世界最大級の脅威インテリジェンスデータベースであるインテリジェンスグラフを基盤としており、早期に市場に投入されたAIソリューションとして、重要インフラを守る組織や国家に利用されている。AIは、サイバー、物理、影響力の各領域での脅威を理解し、セキュリティー担当者が迅速に対応できるよう支援する。

Christopher Ahlberg博士は、「AIが社会に浸透する中、政府や組織はその利点と影響を無視できない。Recorded Futureはインテリジェンスクラウドを通じて、セキュリティー担当者がAIのスピードで行動できるよう支援する」と述べた。Recorded Future AIは、諜報機関でも使用され、多くのアナリストがパーソナルアシスタントとして活用している。

Yegor Dubynskyi氏は、「AIはサイバーセキュリティーと戦闘の両方で重要な役割を果たしており、ウクライナでの経験がそれを証明している」と語った。Recorded Future AIの導入は、ウクライナ政府のサイバーおよび国防ミッションにおいて有益であったという。詳細はRecorded Futureのウェブサイトで確認できる。

出典:プレスリリース