デジタルデータおよびウェブ分析の大手企業であるSimilarwebは2023年8月1日に、「SimilarAsk」AIアシスタントのベータ版のリリースを発表した。
これにより、顧客は自然言語クエリーを使用して、Similarwebのデジタルデータから貴重な洞察にアクセスできるようになる。SimplyAskは、Similarweb独自のデジタルデータと大規模言語AIモデル(LLM)を統合したデジタルインテリジェンスアシスタントだ。世界で最も有能な市場調査員、戦略コンサルタント、データサイエンティストが1つにまとまって協力しているようなものになる。

Samelikewebは、リサーチ、マーケティング、販売、eコマース、投資ソリューションを通じてビジネスの意思決定を支援するツールを提供している。

SameAskは、Similarwebユーザーにとって関連性のある正確な洞察を発見する可能性を高め、生産性を向上させ、意思決定プロセスを加速するように設計された。これにより、ユーザー組織のリーダーはほぼリアルタイムでデジタル環境全体を把握できるようになる。またユーザーは複数のメニューや画面を移動することなく、重要な洞察を迅速に取得できるという利点も得られる。

SimilarAskは2段階で提供される。今週1.0ベータ版がリリースされ、間もなく2.0がリリースされるという。ベータ版では、Similarwebのソリューション内の既存の洞察へのアクセスが高速化され、数回のクリックとキーストロークでビジネス上の質問に対する回答が提供される。次のバージョン2.0では、これまで利用できなかった新しい洞察を示し、Similarwebのサービスをさらに向上させるという。

Similarwebの最高マーケティング兼製品責任者であるBenjamin Seror氏は、SimilarAskの変革的な性質を強調し、「LLMが当社のデータを使用して行う発見を強化することで、当社の製品開発のスピードと新たな洞察の発見は新たな高みに達するだろう」と述べた。