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Legalscape（東京都文京区）は、自社開発のAIが令和6年度司法書士試験の「択一式試験」で高い成績を収めたと発表。午前の部では満点を獲得し、午後の部も合格基準点を上回る結果を達成した。他の主要AIモデルであるChatGPTやGeminiとの比較検証では、LegalscapeのAIのみが両部で基準点を超えた。

同社のAIは、司法試験（短答式）や社会保険労務士試験（択一式）に続き、専門領域である不動産登記・商業登記でもその性能を証明。司法書士業界では、相続登記義務化による案件増加や登記実務の複雑化に対応する必要があり、LegalscapeのAIはこれらの課題に対する有効なソリューションとなる可能性を示した。

LegalscapeのAIは、生成AIと自社の自然言語処理技術を組み合わせた対話型AIで、法律実務家の業務をサポートすることを目的としている。八木田樹代表は、AIが法律実務家の業務を代替するのではなく、サポートするパートナーとなると述べ、今後も法律専門家の実務支援を目指すプロダクト開発を加速する方針を示した。

「Legalscape」は、リーガルリサーチプラットフォームとして、法情報を瞬時に要約し、迅速なアクセスを可能にするサービスを提供している。同社は、法律業界との強固なネットワークと技術知見を背景に、法務実務の効率化と高度化を目指しており、今後も法務実務の新しいスタンダードを創造していくとしている。