アクセル・シュプリンガー(ベルリン)とマイクロソフト(レドモンド)は、広告やAI、コンテンツ、クラウドコンピューティング分野でのパートナーシップを拡大すると発表。この提携は、世界の独立したジャーナリズムを支援し、成長を促すことを目指す。アドテックの連携はPOLITICOにも及び、責任あるAIの原則に基づく新たな体験を開発する。

アクセル・シュプリンガーのMathias Döpfner CEOは、AIの新時代における独立系ジャーナリズムの重要性を強調。マイクロソフトとの提携を通じて、メディアの繁栄を確保し、ジャーナリズムの未来に楽観的であると述べた。Microsoft Start-MSNのユーザーは、同社のプレミアムコンテンツにアクセスしやすくなる。

マイクロソフトのSatya Nadella会長兼CEOは、AIが人々のオンラインでのコンテンツ検索や消費方法を変えていると指摘。アクセル・シュプリンガーとの提携により、デジタルパブリッシングとMicrosoft Cloudの広告ソリューションを組み合わせ、新たな機会を創出するとコメント。

アクセル・シュプリンガーはMicrosoft Advertisingをアドサーバーソリューションとして採用し、アメリカでの連携を強化。新しいAI駆動のチャット体験を導入し、Azure OpenAI Serviceを活用したAIアシスタント「Hey_」を強化する。Microsoft AzureにはSAPソリューションを移行し、デジタルインフラのスケーラビリティーと信頼性を向上させる。

出典:プレスリリース