Accentureは、企業が生成AIのメリットをカスタマイズして拡張できるよう支援することを目的とした一連の新しいサービスを導入した。この動きはAccentureの調査結果と一致しており、経営幹部の74%が2024年にAI関連支出を増やす計画であり、前年の50%から大幅に増加したことが明らかになった。関心の高まりは、企業が概念実証から独自のデータを使用した基盤モデルのカスタマイズに移行していることに起因すると考えられるという。

Accentureの新世代AIサービスには、独自の世代AIモデル「switchboard」、カスタマイズ技術、モデル管理サービス、専門トレーニングプログラムが含まれる。独自の「switchboard」により、ユーザーはビジネスの状況や、コストや精度などの要素に基づいてモデルの組み合わせを選択できる。例えば、大手エンターテイメント会社は現在、どのモデルを使用するかを決定する前に、同じプロンプトに対するさまざまなモデルの解釈とパフォーマンスを比較するために交換機をテストしているとのこと。

Accentureのサービスでは、特定のビジネスコンテキスト、データ ソース、およびさまざまな技術に合わせて大規模言語モデル(LLMs)をカスタマイズすることもできる。継続的な微調整と迅速なエンジニアリングのためのマネージドサービスも含まれている。クライアントがLLMを効果的に使用および管理できるよう、Accentureは包括的なトレーニングおよび認定プログラムを提供している。Accentureは、スタンフォード人間中心AI研究所と協力して、大規模言語モデルのスキルに関連する認定を提供するFoundation Model Scholarプログラムを設立したという。

Accentureの基盤モデルサービスと、同社のCenter for Advanced AIによって開発された独自のLLM資産は、AIへの30億ドルの投資の一部だ。同社は、微調整、プロンプトエンジニアリング、モデル アーキテクチャーなどの生成AIの独自機能を含む、AIに関する1,450件を超える申請中および発行済みの特許を保有している。従業員が広範な文書を確認する必要がある保険などの業界は、こうした生成AIの進歩から大きな恩恵を受けることが期待されているとのことだ。

出典:プレスリリース