アクセンチュア(ダブリン)はAdobe FireflyのCustom Modelsを同社のマーケティングサービス「アクセンチュアソング」に統合すると発表した。顧客独自のデータやブランドガイドラインを活用し、AIモデルを開発することで、コンテンツ作成の効率化を図る。FireflyはAdobe Creative CloudやExperience Cloudのアプリケーションとも連携可能だ。

提携する両社は、小売・消費財、自動車、金融サービス、ヘルスケア業界を初めにソリューションを展開する。アクセンチュアのデータやAIエンジニアリングのスキルを生かし、アドビの生成AIを用いたソリューションで、地域ごとに特化したコンテンツの迅速な作成を支援する。

アクセンチュアソングのCEO、デビッド・ドロガは「生成AIを活用し、ブランドが大きな成果を生み出す方法を模索している」と述べ、アドビとの技術を駆使してクリエイティビティを融合させることで、マーケターがコンテンツサプライチェーンを変革できると強調した。

アクセンチュアの調査によると、経営層の97%が生成AIが業界に変革をもたらすと考えているが、実際に投資を開始したのは31%にとどまる。アクセンチュアは、業務改革や責任あるAIの導入を支援するサービスを提供し続ける。アドビのデジタルメディア事業部門代表、デイビッド・ワドワーニは「Fireflyは企業にとって強化された生成機能を提供する」と述べた。

出典:プレスリリース