安全性と責任を優先しながらAI開発・普及を推進するために、大手企業がこぞって業界団体の設立を発表している。

ServiceNow、NVIDIA、Accentureがエンタープライズでの生成AI導入のためのAI Lighthouseプログラムで協力

2023年7月26日、Accenture Newsroomのプレスリリースによると、ServiceNow、Accentureは、企業向けの成AI機能の開発と導入を加速することを目的として、「AI Lighthouse」プログラムを立ち上げた。このプログラムにより、さまざまな業界の顧客と3社と協力して、カスタム生成AI大規模言語モデルおよびアプリケーションの設計、開発、実装を行う、という。

この取り組みは、タスクを自動化し、セルフサービスを強化して、生産性を向上させることを目的としている。ServiceNowのプラットフォーム、NVIDIAのAIスーパーコンピューティング、およびAccentureのコンサルティング専門知識の戦略的パートナーシップにより、企業は生成AIの力を変革的なビジネスソリューションに活用できるようになる。

Google、Microsoft、OpenAI、AnthropicはAIの安全性を推進するフロンティアモデルフォーラムを結成

2023年7月26日付のOpenAIの記事によれば、 Google、Microsoft、OpenAI、Anthropicの著名なAI企業4社が提携し、AIの安全性の向上に特化した業界団体「フロンティアモデルフォーラム」を設立したとのことだ。

同フォーラムの目的は、AI規制に関する議論が続く中、潜在的なAIリスクに関する調査を実施し、世界中の政府に効果的な対策を提案すること。生成AIを含むAIが持つ、誤った情報、偏見、プライバシー侵害、サイバー攻撃や軍事用途への悪用の可能性などのリスクに対して、フォーラムメンバーが対処するとともに、AIの安全性を評価するための統一された基準とメカニズムを構築することを目指している。