Aetinaは、エッジでの高性能AIコンピューティングに対する高まる需要を満たすように設計された、新しいファンレスエッジAIシステム、AIE-PN33/43およびAIE-PO23/33シリーズの発売を発表した。これらのシステムには、NVIDIA Jetson Orin NXおよびOrin Nanoモジュールが搭載されており、それぞれ最大100 TOPSおよび40 TOPSのAIコンピューティングパフォーマンスを実現する。このソリューションは、さまざまなセンサーやデバイスの接続とリアルタイム データ処理のニーズに応える柔軟なI/Oインターフェイスを提供し、複数の業界にわたるAIアプリケーションの効率的な展開を可能にする。

2030年までに290億台を超えると予想されるIoTデバイスの急増を考慮して、Aetinaの新しいエッジAIシステムは、幅広いI/Oおよびストレージのオプションを提供する。複数のPSEポート、USBポート、M.2 M-Keyスロットを備えたモデルをラインアップしており、AIアプリケーションのニーズに合わせて最適なシステムを選択できる。これらのシステムは、港湾や交通監視などの環境における課題に対処し、スマートファクトリーでのマルチセンサー接続をサポートし、リアルタイムの画像認識タスク用のストレージを拡張するように設計されている。

AetinaのゼネラルマネージャーであるJoe Lo氏は、顧客の要件に合わせてカスタマイズされた産業グレードのソリューションを作成するという同社の取り組みを強調した。Aetinaは、その専門知識と統合機能を活用して、業界がエッジでAIアプリケーションを迅速に導入できるよう支援する。Aetinaは、NVIDIAパートナーネットワークのエリート メンバーであり、NVIDIA Jetsonエコシステムの一部として、次回開催されるNVIDIA GTCコンファレンスで最新のエッジAIシステムとビジョンAIソリューションを紹介する。このイベントでは、生成AIがエッジのインテリジェントアプリケーションをどのように最適化できるかについてのデモンストレーションも行われる。

出典:プレスリリース