AICU(米国サニーベール)は、AIを活用した映像制作の新たな市場を開拓する「ビジュアルコミュニケーション開発事業」を立ち上げた。日本から世界へと挑むこの取り組みの一環として、デモリール「AICU - AI Creators Union Demo Reel 2024 Summer」を制作し、公開した。

同リールは、わずか7日間で制作されたもので、AI技術を駆使した映像制作の新しい手法を提示している。AIDirector hakoniwa、Artist / VJ marimosphere、Creator/music MISOSHITAらが参加し、AICU Hanene Productionが編集を担当した。

AICUの白井暁彦博士は、「Stable Diffusion」をはじめとする画像生成AIのオープン化が、映像表現の新たな可能性をもたらしたと語る。大企業の映像制作に存在する課題に対し、クリエイターユニオンとして、また企業とクリエイターをつなぐ協力体として、デジタルハリウッド大学発のスタートアップとして貢献していく意向だ。

AICUは、AI時代のクリエイター育成を目指し、noteでのブログ「AICU media」や新刊「画像生成AI Stable Diffusionスタートガイド」を通じて情報発信を行っている。今後も国内外の企業やクリエイターとの協力を模索し、映像制作の新たな地平を切り開いていく。

出典:プレスリリース