生成分析および機械学習ソリューションのAI企業であるAkkioは、1500万ドルのシリーズA資金調達ラウンドが無事完了したことを発表した。Bain Capital Ventures(BCV)とPandome, Inc.が主導するこの投資により、Akkioの強力かつ手ごろな価格のAIプラットフォームの商用化が加速され、企業がデータ分析や予測モデリングなどに生成AIを活用できるようになる。

生成AIアシスタントはさまざまな業界を変革しており、現在データアナリストは革新的なソリューションを自由に使えるようになった。

Akkioによれば消費者レベルの使いやすさと競争力のある価格設定により、AkkioのプラットフォームはアナリストやコンサルタントがAIの力を活用して組織に有意義な影響を与える方法に革命をもたらしていると述べている。
同社のプラットフォームは使いやすく直感的に使えるように設計されており、ユーザーは好みのスプレッドシートツールやライブデータソースから洞察、視覚化、ダッシュボードを生成できるという。このプラットフォームはGPT-4を利用して、コーディングを必要とせずに、さまざまなビジネスニーズに対応する予測モデルを構築する。

Akkioの共同創設者兼CEOであるAbe Parangi氏は、同プラットフォームの機能拡張におけるこの投資の重要性を強調し、次のように述べている。「この資金調達により、あらゆる規模の企業に最先端の生成AIおよび機械学習機能を提供し、中小企業が競争力を維持するための競争条件を平準化するというAkkioの使命が推進される」。

Bain Capital VenturesのパートナーであるAjay Agarwal氏は、「Akkioの生成AIアシスタントは、AIの力を活用してより影響力のあるものにしたいと考えているアナリストやコンサルタントのニーズを満たしており、このミッションへの2回目の投資は簡単なものになる」と述べている

Akkioは2023年にプラットフォームにいくつかのアップデートを導入した。注目すべき機能には、生成AIを利用してチャットを通じてデータのクリーニングと準備を自動化し、顧客が数式やコードを書かずに複雑な計算を実行できるようにするChat Data Prepだという。GPT-4を搭載したチャットボットであるChat Exploreを使用すると、ユーザーはデータを安全に探索し、パターンを特定し、実用的な洞察とライブのカスタムグラフとレポートを「従来の方法の10倍の速度で生成できる」という。さらに、Akkioのプラットフォームには、在庫状況、販売、マーケティングパフォーマンスなどを予測するためのMLモデルが含まれている。