Ampere Computingは、自社の製品ラインの野心的なアップデートを発表し、既存の市場オプションより40%優れた性能を約束する新しいCPUを公開した。持続可能で電力効率の高いコンピューティングに注力する同社の狙いは、特にクラウドおよびAIアプリケーションの需要を満たすことだ。AmpereはQualcomm Technologies, Inc.と共同で、QualcommのCloud AI 100推論ソリューションとAmpere CPUを統合してAI推論を強化するソリューションを開発している。

CEOのレニー・ジェームズ氏は、高性能とエネルギー効率のバランスを取ることの重要性を強調した。これはAIの分野で特に重要な課題だ。Ampereのシリコン設計へのアプローチは、低電力は低パフォーマンスにつながるという概念にうまく挑戦し、同社を効率的なコンピューティングの最前線に位置付けている。ジェームズ氏はまた、既存の環境に適応し、環境に配慮した新しい構造をサポートできる持続可能なデータセンターインフラストラクチャーの必要性を強調した。

同社の最高製品責任者であるジェフ・ウィティッチ氏は、従来のクラウドネイティブアプリケーションからAIワークロードまでをカバーするAmpereの「AIコンピューティング」のコンセプトについて説明した。Ampere CPUは、AIとクラウドネイティブアプリケーションの統合など、さまざまなタスクを処理できるように設計されている。さらに、N3プロセスノードでの新しい256コアAmpereOne® CPUの発表は、同社の製品ファミリーの大幅な拡張を示している。

Ampereのアップデートには、大規模なAIモデル推論用の共同ソリューションをスケールアウトするためのQualcomm Technologiesとの提携など、いくつかの重要な開発も含まれている。同社の256コアAmpereOne® CPUは、空冷式熱ソリューションを使用して、前例のないパフォーマンスレベルを実現する予定だ。さらに、Oracle CloudのAmpere CPUで実行されているMetaのLlama 3のパフォーマンスデータは、大幅に削減された電力消費で競争力のある結果を示しました。Ampereはまた、オープンインターフェイス テクノロジーでCPUの柔軟性を高めることを目指して、AI Platform Alliance内にUCIeワーキンググループの結成を発表した。

出典:プレスリリース