アドビ(カリフォルニア州サンノゼ)は、Acrobat ReaderとAcrobatに「AI Assistant」のベータ版を導入。このAI Assistantは、PDFから要約やインサイトを生成し、ユーザーの質問に答える機能を持つ。世界中の約3兆のPDF情報を活用し、新たな価値を提供する。

AI Assistantは「Liquid Mode」の技術を利用し、PDFの構造と内容を深く理解。アドビのアビギャンモディ氏は「生成AIにより、よりインテリジェントなドキュメント体験を提供する」と述べる。新機能は、Acrobat ReaderやAcrobatを通じて提供される。

ユーザーはAI Assistantのベータ版を利用し、Acrobat Readerに追加される新機能で作業効率を向上させることが可能。日本語版の提供は未定だが、会話型インターフェイスやサマリー生成、インテリジェントな引用などが特徴だ。

アドビは、安全で責任あるAIの使用を重視。Acrobat ReaderとAcrobatのAI Assistantは、エンタープライズグレードのセキュリティーと情報ガバナンスを備えている。詳細はアドビの公式ブログで確認できる。AI Assistantにより、多様なユーザーが生産性を向上させることが期待される。

出典:プレスリリース