S2W(韓国京畿道城南市)は、製鉄産業向けにAIソリューションを提供すると発表した。同社が開発した生成型AI「SAIP」は、現代製鉄の「HIP」プラットフォームに導入される。HIPは、知識情報の提供やドキュメント検索の効率化、経営支援チャットボットを通じて業務効率を向上させる。

同社はオーダーメード型ビッグデータとオントロジー基盤のSAIPを組み合わせ、製鉄産業に特化した正確な情報提供を実現。SAIPはRAG技術とセキュリティーを融合させ、データ流出リスクを抑えつつ、高い安全性を保持している。

現代製鉄のHIPは、製鉄・製鋼分野でLLMを活用したAIプラットフォームの先駆けとなる。S2Wは金融、化学、ICTなど他産業へのSAIP応用を計画している。HIP責任者ハン・ドンユンPMは、サービス開始後のスタッフの反応速度と正確度の向上に満足しているとコメント。

S2Wの技術力は、ダークウェブ専用AI言語モデル「DarkBERT」開発や、世界的な学会での論文採択により証明されている。同社の情報はブログ『Darkpedia:サイバー犯罪のダークトレンド』で紹介されている。

出典:プレスリリース