Automation Anywhere は、 Google Cloud との連携を拡大し、Google の Gemini モデルを自社の AI 自動化プラットフォームに統合すると発表しました。この統合は、金融や医療など、さまざまな業界の業務運営を強化することを目的としています。すでにGoogle Cloud 上で 300 社を超える企業顧客にサービスを提供している同社のプラットフォームは、日常業務で生成 AI を利用できるようにすることで、生産性とコスト削減を向上させることを目指しています。

高度な言語モデルを基盤として構築された同社独自の生成 AI 自動化モデルは、何百万ものプロセスから得られた膨大な匿名データでトレーニングされています。これらのモデルは、自然言語のリクエストを解釈して実行可能なステップに変換することで、複雑なワークフローを理解して実行できるように設計されています。このイノベーションにより、企業タスクの 40 ~ 80 パーセントのかなりの部分が自動化されると予想されています。

Google Cloud の Gemini モデルとVertex AI を活用することで、Automation Anywhere のプラットフォームは、テキストからマルチメディアまで、さまざまなデータ タイプを処理できるようになりました。この機能により、ユーザーは好みのアプリケーション内で自然言語を使用してタスクを自動化し、ドキュメントの要約やパーソナライズされたコンテンツの生成などの操作を効率化できます。Googleの事前トレーニング済みモデルを使用することで、プラットフォームは大規模なデータセットを取り込んで理解できるため、大規模な自動化が促進され、ビジネス変革が促進されます。

Automation Anywhere のプラットフォームは、マルチモーダルな自動化のユースケースを可能にすることで、企業に新たな機会を生み出しています。たとえば、金融分野では、さまざまなデータ形式を分析することで引受業務を迅速化できます。また、ヘルスケア分野では、患者の診察の音声要約を複数の言語で作成できます。さらに、このプラットフォームは、データ抽出と検証を自動化することで小売業や製薬業を支援し、AI 駆動型の調査ワークフローを統合することで金融サービスにおけるマネーロンダリング対策を強化します。大幅なROIと作業負荷の削減を実現する Automation Success Platform は、 Google Cloud Marketplace から入手できます。

出典:プレスリリース