Amazonは、ソフトウェア開発と分析用に設計された AI アシスタントであるAmazon Q を活用するスキルをユーザーに身につけさせることを目的とした、新しい教育リソース スイートを発表しました。ロサンゼルスで開催された AWS サミットで、同社は 2025 年までに 200 万人に AI スキル トレーニングを無料で提供するという取り組みの一環として、「Amazon Q 開発者入門」と「Quicksight でのAmazon Q を使用したジェネレーティブ BI」という 2 つの新しいコースを発表しました。AWS Skill Builder で利用できるこれらのコースは、さまざまなビジネス セクターにわたるAmazon Q の機能とアプリケーションについて、より深く理解できるようにすることを目的としています。

AWS の AI 製品担当副社長であるマット・ウッド氏は、 Amazon Q が組織にもたらす効率性と俊敏性を強調しました。同氏は、アシスタントがタスクを迅速化し、ビジネス上の問い合わせに対して迅速かつ適切な回答を提供できることを強調しました。完了までに約 1 時間かかるこのコースでは、基本的な概念と実用的な使用例を取り上げ、初心者と経験豊富な専門家の両方がAmazon Q の機能を活用して生産性と顧客体験を向上できるようにすることを目指しています。

AWS サミットでは、教育サービスに加えて、AWS テクノロジーを活用したスタートアップ企業のイノベーションにもスポットライトが当てられました。NinjaTech AI は、AWS 機械学習チップ Trainium と Inferentia2 をベースに構築された、複雑なタスクを管理できる AI パーソナルアシスタント Ninja を発表しました。この開発は、コスト効率が高く高性能な AI ソリューションの可能性を示しています。さらに、大手 AI スタートアップ企業のHugging Face は、AWS Inferentia2 を自社のプラットフォームに統合し、ユーザーが効率性を高めてコストを削減しながら 100,000 を超えるモデルを展開できるようにすると発表しました。これらの発表は、AI 機能の継続的な拡張と、AWS ユーザーが利用できるツールとサービスのエコシステムの拡大を反映しています。

ソース:Amazon News