Bitdefenderは、個人がオンライン詐欺を特定して防御できるようにすることを目的とした、AIを活用した新しいチャットボットサービスである「Scamio」を導入した。このサービスは無料で利用でき、ユーザーはeメール、テキスト、QRコードなどの不審なコンテンツを分析のために送信できる。その後、Scamioはその内容を迅速に評価し、コンテンツの削除や送信者をブロックするなどの対応方法についてアドバイスを提供するという。

このサイバーセキュリティー会社の取り組みは、FTCの報告によると、オンライン詐欺の憂慮すべき増加に対応するもので、2022年には損失額は88億ドルに急増する。Scamioは、Bitdefenderの高度な脅威保護テクノロジーを活用し、コンテキストデコーディングを組み込んで、高度な詐欺、特に次のような詐欺に効果的に対処する。従来の検出方法では見逃される可能性のあるソーシャル エンジニアリング戦術であるという。

Scamioのユーザーフレンドリーなインターフェイスは、全てのデバイスおよびオペレーティングシステムと互換性があり、ウェブブラウザーまたはFacebookメッセンジャーを通じてアクセスできる。このサービスでは、簡単なBitdefenderアカウントのセットアップが必要だが、Bitdefender製品をダウンロードしたり、事前に使用したりする必要はない。高度な自然言語処理を利用することで、Scamioは人間の会話の複雑さを理解して解釈し、微妙な詐欺テクニックを検出する能力を強化するとのことだ。

出典:プレスリリース