BrainBox AIは、Amazon Bedrockと協力して生成AIテクノロジーを活用した、建物用の新しい仮想アシスタントARIAを発表した。ARIAは、管理ワークフローに統合し、予測的な洞察とプロアクティブな問題解決を提供することで、建物の効率を最適化することを目指している。このアシスタントは商業および小売環境向けに調整されており、施設管理者に建物データとシステムパフォーマンスの包括的な概要を提供して、戦略的な決定を行うことができる。

モントリオールを拠点とするこのイノベーターは、ユーザーと双方向に対話できるようにARIAを設計し、タスクの実行と、ビル管理を強化するための将来のアクションに関するアドバイスの両方を可能にした。ARIAはテキストまたは音声コマンドを通じてアクセスでき、デスクトップおよびモバイルプラットフォームに適応できるため、ユーザーの継続的な接続が保証される。24時間年中無休の生成AIエンジンは、タスクの優先順位付けを支援し、それによって建物管理を事後対応型からプロアクティブ型に移行させ、組織の持続可能性への取り組みに貢献する。

BrainBox AIの共同創設者兼CTOであるJean-Simon Venne氏は、クライアントの脱炭素化と業務効率化の目標達成を支援するARIAの役割を強調した。日常的なタスクをARIAにオフロードすることで、構築チームはより価値の高いアクティビティーに集中できる。生成型AIが業界全体で急速に導入されているのは、イノベーションと効率性を高めるための貴重なツールとしての可能性を反映している。

BrainBox AIとAWSのパートナーシップ、およびAWS Lambda、AWS Fargate、Amazon AthenaなどのAmazon Bedrockのサービスとの統合により、同社はAI主導のソリューションを拡張できるようになる。AWSのHoward Wright氏は、ARIAの開発を賞賛し、ARIAが建物の運用を変革し、施設管理者によるエネルギー使用の最適化と炭素排出量の削減を支援する可能性を指摘した。BrainBox AIは、AIテクノロジーを活用して、よりスマートで持続可能な建物の構築をリードし続け、HVACのエネルギーコストと温室効果ガス排出量を大幅に削減する。

出典:プレスリリース