シスコは、Accenture、エイトフォールド、Google、IBM、インディード、インテル、マイクロソフト、SAPなどのテクノロジー大手の連合とともに、AI対応ICT労働力コンソーシアムの設立を発表した。この取り組みは、米国EU貿易技術会議の成長のための人材タスクフォースに触発されたもので、人工知能がテクノロジー関連の仕事に与える影響を調査し、影響を受ける職務におけるスキル向上の道筋を開拓することを目的としている。コンソーシアムの取り組みは、米国商務省の知見とシスコの会長兼CEOであるチャック・ロビンスのリーダーシップによって支えられている。

コンソーシアムは、AIが労働力の職務要件とスキルセットをどのように変えているのかを包括的に評価する予定だ。近日発表されるレポートでは、企業と従業員にAI主導の変化に適応するための実用的な洞察と戦略を提供する。これらの業界リーダー間のコラボレーションにより、スキル再習得とスキル向上の取り組みに重点を置いた、労働力開発への統一されたアプローチが生まれることが期待される。

コンソーシアムのアドバイザーには、アメリカ労働総同盟、産業別労働組合会議、CHAIN5、全米通信労働組合、DIGITALEUROPE、欧州職業訓練協会、Khan Academy、SMEUnitedなど、多様な組織が含まれる。これらのアドバイザーは、AI強化の雇用市場で成功するために必要なスキルを労働者に身につけさせるというコンソーシアムの使命に専門知識を提供する。

コンソーシアムの活動は、貿易、技術、安全保障に関する協力を通じて競争力と繁栄を促進するために設立された米国・EU貿易技術協議会の幅広い目標と一致している。AIの急速な進歩に備えるための労働力の育成における民間部門の役割が重視されており、コンソーシアムのメンバーは、今後10年間で世界中の何百万人もの人々に影響を与えることを目的とした重要なトレーニング目標に取り組んでいる。

出典:プレスリリース