Cloudflare(サンフランシスコ)は、AI技術の進展にもかかわらず、ビジネスへの応用にはまだ隔たりがあると指摘。開発者がGPUやインフラの設定に手間取らず、迅速に検証を重ねられる環境が必要と述べている。また、ユーザーに迅速にアプリケーションを提供し、スピードやセキュリティーを実現するプラットフォームが求められている。

マシュー・プリンスCEOは、生成AIブームにより企業がAIに投資しているが、デモは容易でも本番投入が困難であると語る。Cloudflareは「Workers AI」を通じて、AIアプリケーション構築のコストと複雑性を排除し、問題解決を目指す。Hugging Faceと連携し、開発者がAIモデルを選び、アプリケーションをグローバルにスケールする自由とスピードを提供する。

「Workers AI」は一般提供を開始し、150以上の都市にGPUをデプロイ。アフリカ初の拠点を含む世界各地で低遅延のAI推論を提供。AIモデルの微調整にも対応し、特化したアプリケーションの構築を支援する。さらに「AI Gateway」を通じて、開発者がリクエストを評価し、モデルとプロバイダーにルーティングできるコントロールプレーンを提供。

Hugging Faceとの提携により、「Workers AI」でAIモデルをワンクリックでデプロイ可能に。CloudflareのGPUネットワークを活用し、推論リクエストを迅速に実行。Julien Chaumond CTOは、開発者にとってAIを身近にし、Hugging Faceコミュニティーに素晴らしい提案を提供できることを喜びとしている。

出典:プレスリリース