人工知能の世界的リーダーであるDataminrは、Insecurity Insight、国連開発計画(UNDP)、Ushahidiを含む2023年の「AI for Good partners」を発表した。Dataminrが2023年5月に開始したAI for Goodプログラムは、非政府組織および多国間組織とDataminrのAI科学者とのコラボレーションを促進し、社会と環境に利益をもたらすAIソリューションを開発するという。

Insecurity Insightは、Dataminrと協力して食品システムに対する攻撃の識別と分類を自動化するために選ばれた。これにより、Insecurity Insightの人道支援パートナーはより迅速かつ効果的に対応できるようになる。この提携により、援助の安全、健康教育、保護におけるInsecurity Insightの継続的な取り組みが強化され、援助分野に影響を与える暴力に関する最新情報を定期的に提供できるようになるという。

Dataminrはまた、UNDPのリスク予測ハブと協力して、コミュニティー間暴力やジェンダーに基づく暴力などの事象の検出機能を拡大する。結果として得られるAIモデルは、より広範囲のリスクを特定して軽減するUNDPの能力を強化し、紛争やその他の危機の解決に貢献するとのこと。

市民が生成したデータを使用して優れた統治、人道的救援、人権保護を推進する組織であるUshahidiは、Dataminrと提携して、言語と内容に基づいてクラウドソーシングされたレポートの分類を自動化する。これにより、Ushahidiは影響を受けるコミュニティーとより効率的に情報を共有できるようになる。今後3 ~ 9力月かけて、Dataminrの研究者はこれらのSocial Good Partnersと緊密に連携して、研究課題や潜在的な技術的解決策に関する新しい情報が明らかになったときに適応しながら、各プロジェクトの範囲を定義するとのことだ。

出典:プレスリリース