DataStaxは、検索拡張生成(RAG)の新しいソリューションであるRAGStackを導入し、開発者が利用できるようになった。オープンソースフレームワークLlamaIndexを利用したこのツールは、複雑なPDFを解析してベクトルに変換するプロセスを簡素化することを目的としている。LlamaIndexのLlamaParse機能は現在パブリックプレビュー段階にあり、ビジネス分野で共通の課題である複雑なドキュメントを開発者が効率的に処理できるように設計されている。

同社の最新製品であるRAGStack with LlamaIndexは、RAG実装を扱うエンタープライズ開発者の特定のニーズを満たすように設計されている。Astra DB、DataStax Enterprise、Apache Cassandra ® など、さまざまなデータベースやプラットフォームと簡単に統合できるPythonディストリビューションを提供する。このソリューションには、LlamaIndexの高度なインデックス作成および解析機能を活用した、生成AIアプリケーション用のライブテスト マトリックスとテンプレートも含まれている。

LlamaIndexの共同創設者兼CEOであるJerry Liuは、DataStaxとのコラボレーションについて熱意を表明し、企業や開発者向けのRAG技術の導入を簡素化するという目標を強調した。このパートナーシップにより、生成AIアプリケーションの導入に向けた取り組みが合理化されることが期待される。一方、ImpromptのCEO、Jeff Schneider氏は、データのプライバシーを維持しながら「Chat-to-Everything」プラットフォームを強化する手段として、RAGStackとLlamaIndexの統合を強調した。

DataStaxのCTO、Davor Bonaci氏は、すぐに使えるRAGソリューションに対する需要の高まりと、LlamaIndexをRAGStackに統合する重要性を指摘した。この動きは、開発者に生成AIアプリケーションを実装するためのより直接的なアプローチを提供することを目的としており、長期サポートと互換性という追加の利点も提供する。統合について詳しく知りたい方のために、LlamaIndexとImpromptによるライブイベントが3月12日に予定されており、サインアップの詳細はオンラインで入手できる。

出典:プレスリリース