2023年8月2日に、電通と同社の傘下のデータドリブンな顧客体験管理(CXM)会社であるMerkleは、マーケティングとコマースのリーダーにAIの専門知識を提供するために、Salesforceとの戦略的提携を発表した。

Merkleの最先端の生成AIソリューションであるMerkle GenCXはSalesforce Einstein GPTと統合され、ブランドがAIの力を活用してパーソナライズされた顧客エクスペリエンスを大規模に作成できるようになる。Merkle GenCXは、独自のデータ資産と大規模な知識モデルを組み合わせることで、ブランドが顧客とより緊密につながることを可能にして競争上の優位を強化する。

Merkle GenCXとSalesforce Einstein GPTの統合により、企業はあらゆる顧客とのやり取りにAI主導の洞察を提供できるようになり、より魅力的でパーソナライズされた瞬間を通じてブランドが顧客とつながれるようになる。

Salesforce AppExchangeでリリースされたMerkle独自のID解決ソリューションMerkuryは、大規模なエンタープライズデータセットから実用的な洞察を生成し、予測モデリング、パーソナライゼーション、広告コピーの生成などのマーケティングとコマースのユースケースを自動化することで、Salesforce Einstein GPTおよびMerkle GenCXを補完する。

さらに、電通はMerkleAIラボを活用して、AIを活用したマーケティングとコマースのイノベーションを推進し続ける。これにより、各ブランドは生成型AIへの準備状況を評価し、導入、導入、ビジネスプロセスの変革を加速できる専門家にアクセスできるようになる。

長年にわたるSalesforceパートナーであるMerkleは、2004年以来、企業が消費者の行動を理解し、パーソナライズされた顧客エクスペリエンスをリアルタイムで提供できるようにしてきた。2500人を超えるSalesforce認定社員と5000を超えるSalesforce認定資格をグローバルに有する電通とMerkleは、AI主導の顧客エクスペリエンスの時代に企業が成長できるよう支援する有利な立場にある。

この提携がデジタルマーケティングおよびコマース業界に与える影響は多大だ。AI、データ、CRMの力を活用することで、ブランドは顧客エクスペリエンスを向上させ、明確な競争上の優位性を達成できる。電通の全米担当CEOであり、MerkleのグローバルCEOであるMichael Komasinski氏は、「GenCXとEinstein GPTの組み合わせは、顧客体験とビジネスプロセスの効率性を真に変革します。私たちは成長のためのアクセラレーターへの革新と投資を継続し、サービスを提供するブランドに競争上の優位性をもたらすソリューションを作成していきます」と述べている。