インテルコーポレーション(米国カリフォルニア州サンタクララ)は「AI Everywhere」イベントで、データセンターからPCまでAIソリューションを展開する製品群を披露した。インテル® Core™ Ultraモバイル・プロセッサーは、40年で最大のアーキテクチャー変革をもたらし、電力効率に優れたAI PC時代の象徴となるという。

第5世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーは、AIアクセラレーションを全コアに実装した。パフォーマンス向上とTCO削減を実現。CEOパット・ゲルシンガーは、インテル® Gaudi®3 AIアクセラレーターを初公開し、AIイノベーションの影響力拡大を強調である。

インテル® Core™ Ultraプロセッサーは、AI機能を強化し、電力効率を2.5倍に。100社以上のソフトウェア会社と連携し、AI対応アプリケーションをPC市場に提供。Adobe Premiere Proでは競合製品より40%高いパフォーマンスを実現。AI PCは、230以上の機種が提供予定で、市場の80%を占めると予測されたという。

第5世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーは、データセンターとクラウドでAIパフォーマンスを向上。IBMやGoogle Cloudが導入を予定し、Palo Alto Networksは2倍のパフォーマンス向上を確認。Gallium Studiosは、インテル® Xeon® プロセッサーでAIゲーム「Proxi」のコスト削減とレイテンシー低減を実現した。

インテルは、AIアクセラレーション&ソリューションを開発者が必要とする場所に提供。PyTorchやTensorFlowの最適化、oneAPIを通じた基本ライブラリー提供で、ソフトウェアの移植性とパフォーマンスを向上。インテル® Gaudi®3 AIアクセラレーターは、生成AIモデル向けの次世代アクセラレーターとして期待される。AI Everywhereの実現に向け、インテルはパートナーと連携を強化するとのことだ。

出典:プレスリリース