ELYZA(東京)は、明治安田生命保険相互会社が運営するコミュニケーションセンターに生成AIサービスを提供すると発表した。このサービスにより、回答メモ作成にかかる時間の約30%の削減が見込まれる。さらに表現を統一することで、分かりやすさの向上が期待できる。

明治安田生命では年間約55万件の問い合わせに対応し、問い合わせのたびに回答メモを手作業で作成していた。ELYZAは、独自の日本語生成AIを活用して過去の応対メモを学習し、メモを自動作成するサービスを開発した。

ELYZAは、セキュリティーや生成速度などの実用的な要件を満たすために、独自のモデルをベースに微調整を行った。その結果、金融業界の高いセキュリティー基準をクリアし、実際のビジネスで利用できるようになった。

さらに、ELYZAの「ELYZA App Platform」を通じてサービスを提供することで、約1カ月で実際の利用環境を構築することができたという。このプラットフォームは、認証機能や権限管理など、保険業界での利用に耐えられるセキュリティー基準を備えている。

出典:プレスリリース