Epiqは、全てMicrosoft Azureプラットフォームでホストされる、法律業界向けの最新の人工知能(AI)ソリューションと分析アプリケーションを発表した。Epiq Service Cloudは、法務部門や法律事務所のデータセキュリティーと管理を強化するように設計されており、法律およびコンプライアンスのシナリオに固有のAIモデルライブラリーとデータ セットの作成と使用を容易にする。

Epiq Legal Service Managementの主要コンポーネントである同社のMetrics that Matterソリューションは、Epiq Service Cloudを活用して、クライアントに法的活動に関するリアルタイムの洞察を提供する。この分析ツールは、Microsoft Azure Databricks、Azure Data Factory、およびPower BIを利用して、進捗状況の測定、プロセスの改善点の特定、およびベンチマークに役立つ。さらに、Epiqは、よりインタラクティブなデータ会話のためにAzure OpenAI Serviceを組み込む予定だ。

Epiqのアプローチは、AIサービスとアプリケーションをService Cloudに統合し、マルチポイントソリューションの断片的な使用から脱却する。この統合は、Epiq Advisoryコンサルティングサービスと組み合わせて、情報に基づいた意思決定のための包括的なデータを法律専門家に提供することを目的としている。Epiq Service Cloudは、AI、電子情報開示、コンプライアンス、高度な分析を含む一連のサービスを提供し、今年後半には迅速な管理とトレーサビリティを備えたマネージドAIプラットフォームを導入する予定だ。

Epiqは、2024年に向けて、クライアントが法に特化した言語モデルの広大な市場にアクセスし、カスタムAIモデルを開発できるようにするAI拡張モデルの立ち上げを、全て安全で準拠した環境内で行うことを予定している。Epiqは、法律分野におけるAIの責任ある倫理的な使用を確保するためのコンサルティングおよび助言サービスも提供している。カスタムコパイロットの開発やAIテキスト要約など、同社のAIの進歩は、生産性を向上させ、法律専門家に実用的な洞察を提供することを目的としている。

出典:プレスリリース