生成AI利活用普及協会(東京都千代田区)は、生成AIの普及に伴う知的財産権の保護を検討する「知的財産検討委員会」を設置した。委員長には内田・鮫島法律事務所(東京都港区)の鮫島正博氏が就任し、知的財産に関する常識のアップデートを担う。

ChatGPTなどの生成AIテクノロジーが進化するにつれて、企業や組織はその有用性を認識し始めている。しかし、AIを活用した作品の著作権などのリスクが指摘されており、GUGAでは委員会を設置して対応している。同社は50人のAI専門家と協力し、生成AIの安全な利用に関する議論を進めていく。

第1回知的財産検討委員会では、内閣府知的財産戦略本部が公表した論点整理を含め、法的な議論が行われた。同社では、著作権や特許など各法分野における生成AI特有の問題点を解説し、その重要性を評価する。参加を希望する企業はGUGA会員となり、委員会に参加できる。

イベントは2024年3月13日にオンラインで開催され、参加は無料だ。GUGA会員は会員マイページから参加登録が可能で、企業や団体も委員会を利用できる。

出典:プレスリリース