Flucle(大阪市中央区)は、HRbase PROの新機能「労務相談AI」の正式リリースを発表した。このAI機能は、社会保険労務士向けに特化されたもので、労務相談に関する質問に対して関連資料を集め、回答の要約を自動生成する。2月19日にβ版がリリースされて以来、好評を博しており、今日から新規ユーザーの申し込みも受け付ける。

「働くをカラフル」というミッションを掲げるFlucleは、労務管理の課題をテクノロジーで解決する製品を提供している。HRbase PROは、社会保険労務士のために開発されたクラウドサービスであり、労務相談に特化している。同社は、生成AIを活用したサポートツールの開発を進めており、専門家向けの回答生成にこだわりを持っている。

労務相談AIは、イベント選択から質問入力、回答範囲の選択、関連資料の表示までのステップを提供する。このAIツールは、ChatGPTなどの汎用AIと異なり、法律の専門家が使用する際に根拠情報の明確さが求められるため、その点において大きな優位性を持っている。

Flucleは、HRbase PROの契約件数が2月から3月にかけて200%成長したことを報告している。この成長は、労務相談AIのβ版リリースが契機となったもので、業界からの期待感が高まっていることを示している。同社は、今後も社会保険労務士向けのPRやレクチャーを継続し、AI機能の拡充を図りながら、労務相談に強い事務所づくりを支援する方針だ。

出典:プレスリリース