大日本印刷(東京)は、AI関連開発の基盤となる「DNPグループAI倫理方針」を策定した。同社は、全従業員がAIを適切に活用し、事業や研究開発における価値創造を加速する方針である。

AIの活用が進むにつれて、人権侵害や差別、偽情報などの問題が浮上している。G7の「国際ガイドライン」やEUの「AI法」など、世界標準のルールづくりがProgressでいることを受け、DNPグループでは「DNPグループAI倫理方針」を制定した。持続可能な社会の実現に向けて。

この方針では、法令コンプライアンス、公正・公平の確保、プライバシーの保護、透明性と説明の追求、人材育成を重視している。大日本印刷は、AI技術や社会環境の変化への理解を深め、積極的な活用を目指している。

DNPは今後、社内規程を整備し、eラーニングを通じて「DNPグループAI倫理方針」を徹底していく。生成AI開発者が関わるプロジェクトにもポリシーやルールを周知する計画だ。

出典:プレスリリース