Google(アメリカカリフォルニア州)は、新しいオープンモデルファミリー「Gemma」を発表した。このモデルは、同社の「Gemini」モデルに使用された技術を基に開発され、Google Cloudの顧客はVertex AIを通じて、今日からGemmaモデルの使用を開始できる。Gemmaの提供は、AI技術をより広く利用しやすくするGoogleの取り組みの一環だ。

Gemmaモデルは、高いパフォーマンスを誇る「Gemma 2B」と「Gemma 7B」の2種類のウェイトで提供される。これらは事前トレーニング済みで、研究や開発に直ちに活用可能だ。また、Google Cloudでの開発に使われるColabやKaggle Notebook、さまざまなフレームワークに対応しており、NVIDIA GPUでの最適化も行われている。

Vertex AIでは、Gemmaモデルを使って、開発者がモデルのチューニングや管理を行いやすくなる。これにより、運用の手間を減らし、ユースケースに合わせたカスタムモデルの作成に集中できる。Gemmaは、テキスト生成や要約、Q&Aなどのタスクに適した生成AIアプリの開発を可能にする。

GKEを利用することで、開発者はGemmaモデルをプロトタイプから本番環境までスケールアップできる。GKEは、リソース管理や自動スケーリングを効率的に行い、AIアクセラレーターを使った高速なトレーニングと推論を実現する。Gemmaモデルは、Google CloudのVertex AIとGKEで利用可能であり、詳細はGoogleのウェブサイトで確認できる。

ソース:AI & Machine Learning | Google Cloud Blog