Google for Educationは、学生と教育者の教育体験を向上させることを目的としたAIを活用した新しいツールスイートであるGemini for Google Workspaceの導入を発表した。5月23日より、教育機関は18歳以上のユーザーを支援するために設計された2つの新しい有料アドオン、Gemini EducationとGemini Education PremiumでGoogle Workspace for Educationを強化できる。これらのアドオンは、AI支援によるメモ作成やデータ損失防止など、さまざまな機能を提供し、プレミアムバージョンでは生成AIツールに無制限にアクセスできる。

GeminiのGoogle Workspaceへの統合は、初期テスト中に教育者から肯定的なフィードバックを得ている。彼らはAIを利用して、ドキュメントで授業計画、助成金申請書、職務記述書などのコンテンツを生成し、Gmailで長いeメールスレッドを要約し、スライドで魅力的なプレゼンテーションを作成している。さらに、Googleは、教育目的に合わせて微調整されたLearnLMモデルを活用し、新しい授業計画機能を備えたGeminiをClassroomで試験運用している。

学習をサポートするため、GoogleはOpenStaxとData Commonsの拡張機能、およびガイド付き練習クイズも展開し、信頼性の高い会話形式の学習補助を提供している。これらの機能は、信頼できる情報源からの正確な回答とインタラクティブなクイズを提供して知識を強化することを目的としている。さらに、Googleは、学校のアカウントでサービスにアクセスするGeminiユーザー向けに強化されたデータ保護対策を導入し、追加費用なしでプライバシーとセキュリティーを確保する予定だ。

Google for Educationはプライバシーとセキュリティーの重要性を強調しており、Gemini for Google Workspaceが同社の厳格なプライバシー保護方針に準拠していることを保証している。このサービスは、既存のGoogle Workspace for Education利用規約に含まれている。Geminiの導入に関心のある教育者や教育機関は、Google Workspace for Educationの販売代理店または販売スペシャリストに問い合わせることができる。5月23日には、これらの新しいAI強化ツールの機能を紹介するウェビナーが予定されている。

ソース:The Keyword, Google