Building Information Modelingソフトウェアの著名な開発者であるGraphisoftは、最新のイノベーションである「Archicad AI Visualizer」を発表した。Stable Diffusionを利用したこのツールは、設計の初期段階で詳細な3Dビジュアライゼーションを生成するように設計されている。ユーザーインターフェイスは建築やインテリア デザインに最適化されており、これらの分野の専門家にとって貴重なツールとなっているという。
Archicad AI Visualizerは、昨年発表されたGraphisoftのAdaptive Hybrid Frameworkテクノロジーに基づいて構築されている。このテクノロジーにより、AIなどの革新的なテクノロジーを会社のソリューションに迅速に統合できる。これにより、新しい機能を迅速かつ高品質に提供できるようになるという。
AIテクノロジーはGraphisoftの複数のビジネス分野で活用されており、業務の合理化に役立ち、ソフトウェア開発、ローカリゼーション、サポート、マーケティングコミュニケーションにプラスの影響を与えている。例えば、AIツールを使用して複数の言語で説明ビデオを作成し、アクセシビリティーを高める。Archicad AI Visualizerは、AIを活用した建築ビジュアライゼーションを探索し、その経験に関するフィードバックを提供することに関心のある全ての建築家およびインテリアデザイナーが利用できるという。
Archicad AI VisualizerはArchicadに統合されているため、追加購入は必要ない。ユーザーはArchicadでシンプルなコンセプトモデルを作成し、テキストプロンプトや説明的な言葉を使用してさまざまな洗練されたデザインバリエーションを生成できる。このツールは、設計の初期段階で元のコンセプトに詳細、コンテキスト、アイデアを追加する。インターフェイスはユーザーフレンドリーで、建築およびインテリアデザインのワークフローに最適化されている。ユーザーは、画像サイズを指定したり、反復回数を変更して画像生成を高速化したり、プロンプトの強さを編集してより正確な結果を得るなど、さまざまな操作を行うことができるとのことだ。
出典：プレスリリース
