HPE(米国テキサス州ヒューストン)は、NVIDIA GTCイベントで生成AIを支援する新たなAIネイティブポートフォリオを発表。AIプロジェクトの加速に必要なコンピュート、ストレージ、ソフトウェアなどを網羅する2つのソリューションを提供開始。HPE Machine Learning Inference SoftwareのプレビューとエンタープライズRAGリファレンスアーキテクチャーも紹介された。

アントニオ・ネリCEOは、AIのライフサイクルを効果的に支援するためハイブリッド設計が必要と述べ、HPEとNVIDIAが共同でソリューションを提供し続けると強調。ジェンスンフアンNVIDIA CEOは、生成AIが業界のブレークスルーを促進するとコメントし、HPEとのコラボレーションを通じて企業のAIアプリケーション開発を支援すると述べた。

HPEは、生成AI向けスーパーコンピューティングソリューションの受注を開始。このソリューションは、大規模AIモデルの開発とトレーニングを支援し、最大168個のNVIDIA GH200 Grace Hopper Superchipを搭載可能。また、生成AIのためのエンタープライズコンピューティングソリューションも提供し、HPE GreenLakeを通じた柔軟な導入オプションを提供する。

将来の製品開発では、HPEはNVIDIA Blackwellプラットフォームを基盤とする予定。このプラットフォームは、第2世代のTransformer Engineを使用し、生成AIワークロードの高速化を目指す。HPEとNVIDIAは、AIとMLの概念実証から実稼働アプリケーションへの移行を支援するソフトウェアソリューションにも取り組んでいる。

出典:プレスリリース