IBM Think カンファレンスで、IBM は企業における人工知能 (AI) の拡張性を強化するためにAmazon Web Services (AWS) とのコラボレーションを発表しました。このパートナーシップにより、watsonx プラットフォーム内の IBM の AI およびデータ ツール スイートを AWS サービスと併用できるようになります。この統合の目的は、AI テクノロジーの導入を簡素化し、包括的なガバナンスを備えたオープンなハイブリッド アプローチを提供することです。

2 つのテクノロジー大手は、IBM watsonx.governance とAmazon SageMaker を統合し、モデルリスクの管理を容易にし、 EU AI 法などの最近の規制へのコンプライアンスを支援する予定です。この動きは、AWS Marketplace での watsonx.ai と watsonx.data の既存の存在を補完し、顧客に AI のニーズに対応するマネージド サービスを提供します。IBM の Ritika Gunnar 氏は、企業がさまざまなテクノロジーと場所にわたる信頼できるデータを使用して AI を活用できるようにする上で、この戦略の重要性を強調しました。

6 月から、watsonx.governance とAmazon SageMaker の組み合わせにより、クライアントのワークフローが合理化され、AI プロジェクトの立ち上げが迅速化され、複雑な IT 環境全体で AI を強力に管理できるようになります。ユーザーは、カスタマイズ可能なリスク評価とモデル承認プロセスの恩恵を受け、watsonx とAmazon SageMaker プラットフォームの両方で説明責任と監査証跡を確保できます。CleanSlate Technology Group の Chris Konow 氏は、ガバナンスを AI プロジェクトの基盤レイヤーに統合することの重要性を強調しました。

IBM は、watsonx プラットフォームに加えて、92 か国で利用可能な AWS Marketplace でさまざまなソフトウェア製品とコンサルティング サービスを提供しています。これには、クラウド プロビジョニングを簡素化するように設計されたAmazon RDS for Db2 の消費ベース ライセンスが含まれます。AWS の Ankur Mehrotra 氏は、企業が生成 AI を安全かつ効率的に活用できるようにすることを目的としたこの合弁事業に熱意を示しました。

出典:プレスリリース