エンタープライズクラウドデータ管理のリーダーであるInformaticaは、ラスベガスで開催中のAWS re:Invent 2023コンファレンスで、Amazonウェブサービス(AWS)との3つの新しい統合を発表した。この新たな展開は、過去1年間にわたる両社の強力な関係の継続であり、AWS内でのInformaticaの存在感を拡大し、世界中の顧客のトップレベルの分析とAIを活用した生成ワークロードに信頼できるデータを提供するという。

統合の1つは、Amazon Bedrockに関係している。これは、生成AIアプリケーションを構築および拡張するために、大手AI企業の基盤モデルにAPI経由でアクセスできるようにするサービスだ。Informaticaは、AIを活用したIntelligent Data Management Cloud (IDMC)の広範なデータ管理機能を活用して、このサービスとのより深い統合を開発した。このプラットフォームは、信頼できるデータと充実したコンテキストでAmazon Bedrockの顧客をサポートし、主要な生成AIユースケースの精度を向上させるとのこと。

もう1つの統合は、ヘルスケアおよびライフサイエンス企業が健康データを安全に保存、変換、処理、分析できるようにするサービスであるAWS HealthLakeとの統合だ。Informaticaは、IDMCとAWS HealthLakeの統合に関してAWS認定を取得しており、消費者、プロバイダー、医療プランの360度のビューを提供する。医療エンティティのこの接続されたビューにより、患者の関与が強化され、医療提供者ネットワークのコストが最適化され、臨床結果が向上するという。

3番目の統合は、新しいAmazon Simple Storage Service (Amazon S3)のアクセス制御機能であるAmazon S3 Access Grantsとの統合だ。Informaticaは、お客様がデータレイクに対するAmazon S3権限を大規模に管理できるようにするこの機能のローンチパートナーに指名された。この統合により、エンタープライズ規模のガバナンスガードレールを提供しながら、Amazon S3データへのセルフサービスアクセスが簡素化される。これにより、Amazon S3上に構築されたデータレイク内のデータへのセルフサービスアクセスがさらに簡素化され、企業データ コミュニティー内のさまざまな担当者が、一元管理されたセキュリティーとプライバシー管理を備えたデータ製品を簡単に共有および配信できるようになるとのことだ。

出典:プレスリリース