Infosysは、生成AIをさまざまなデジタルサービスやコンサルティングに統合するInfosys TopazのコンポーネントであるResponsible AI Suiteを発表した。このスイートは、企業がAIへの投資収益率を最適化しながら、データプライバシーや偏見などのAIの倫理的な複雑さを回避できるように設計されている。同社の生成AI Radarレポートは、AIテクノロジーの倫理的な導入に関して企業の懸念が高まっていることを浮き彫りにしている。

Infosys TopazのResponsible AI Suiteには、「スキャン、シールド、ステアリング」フレームワークを中心に構造化された10を超える製品が含まれている。このフレームワークは、潜在的なリスクからAIモデルを保護し、企業がAIを倫理的に適用できるよう導くことを目的としている。このスイートには、AI関連の脅威を監視するためのInfosys Topaz RAI Watchtowerや、生成AIの安全な使用を保証するためのInfosys Topaz Gen AI Guardrailsなどのツールが含まれている。

このスイートに加えて、Infosysは責任あるAIの実践を促進するためのテクノロジーパートナーやシンクタンクとの共同取り組みであるResponsible AI Coalitionを設立した。この連合は、新しい業界のベンチマークを設定することを目的としており、ソリューション開発に影響を与える専門家のワーキンググループが含まれている。HFS ResearchのPhil Fersht氏は、このスイートが企業内のAIイニシアチブを促進する可能性があることを賞賛した。

スイートの製品をサポートするInfosys Topaz RAIオフィスは、AIガバナンスを監督し、AI開発ライフサイクル全体を通じて倫理基準を維持する集中管理機関として機能する。InfosysのBalakrishna DRは、責任あるAI導入の重要性と、倫理的なAI導入のためのツールと専門知識を提供するという同社の取り組みを強調した。Infosysは、DXの分野で引き続き著名なプレーヤーであり、世界中のクライアントにクラウドとAIの専門知識を提供している。

出典:プレスリリース