NTTテクノクロス(東京)は、東日本電信電話宮城事業部と共同で、宮城県中央児童相談所に「ForeSight Voice Mining」を導入。2024年1月29日から運用を開始すると発表した。このシステムは、職員の業務支援と児童の安全確保を目的としている。

宮城県では、児童相談所の業務量増加と専門性向上のため、人材育成に力を入れている。しかし、相談件数の増加と内容の複雑化により、職員間でのノウハウ継承が課題となっていた。そこで、公募型プロポーザル方式による企画提案審査を実施し、「ForeSight Voice Mining」の導入が決定した。

「ForeSight Voice Mining」は、NTTの研究所が開発した音声認識技術を用いたAIソリューションである。通話内容をリアルタイムでテキスト化し、オペレーターが応対する際のトークスクリプトやFAQを表示することで、応対力の向上と顧客体験の向上を図る。これにより、企業の収益拡大にも寄与するとされている。

ソース:NTT News Release