IVRy(東京都台東区)は、言語処理学会第30回年次大会にプラチナスポンサーとして協賛することを発表した。この学会は、言語処理技術の研究や応用に関心を持つ研究者や開発者が集まる国内最大級の学術会議である。IVRyは、自社の技術開発力を高めるとともに、国内の言語処理分野の発展に貢献する意向だ。

昨年、ChatGPTを含む大規模言語モデルが多数登場し、多くの企業がモデル開発に取り組むようになった。IVRyは、独自のデータを活用し、大規模言語モデルと組み合わせることで、顧客体験を向上させることを目指している。自然言語処理技術が重要であるとの認識のもと、同社はこの分野での取り組みを強化している。

言語処理学会は、1994年に設立され、2015年からは一般社団法人として活動している。年次大会の開催や学術誌の発行を通じて、学問の発展や応用技術の普及、国際的な研究交流を促進している。IVRyは、このような学会の活動を支援することで、自社のサービスである電話AI SaaS「IVRy」の技術向上にも寄与する計画だ。

IVRyは、47都道府県、57業界以上で利用されており、累計10,000以上のアカウント発行・1,500万着電を突破している。電話応答の分岐設定、AI自動応答、SMS返信など、フロントオフィス業務を支える多様な機能を提供している。同社は、今後も日本の中小企業やスモールビジネスのDX推進に貢献していく方針である。

出典:プレスリリース