ナレッジセンス(東京都中央区)は、法人・行政向けチャットGPT(ChatGPT/チャットジーピーティー)サービス「ChatPro(チャットプロ)」を提供している。今回、行政機関や自治体の業務活用を推進するため、実証実験パートナー第5期の募集を開始したと発表した。パートナーになることで、最低利用期間なしの行政向けチャットGPT導入、ガイドラインの策定の雛形サポート、自治体での利用教育など、行政向けの多くのメリットが提供されるという。

ナレッジセンスが提供する「ChatPro」は、業務効率化と品質向上に活用され、法人だけでなく行政向けでも利用され始めている。セキュアな環境で生成AIが使えるサービスで、東証プライム上場企業をはじめ、多くの企業に導入されている。しかし、行政向けでの導入には法人に比べて多くのハードルが存在することが分かってきた。そのため、ChatProでは、これまでの1~4次募集を通して、徹底したセキュリティー・品質保証、行政機関でのチャットGPT利用事例の紹介、ガイドラインの書き方などのサポートを行ってきたという。

「ChatGPT」は、2022年秋に米OpenAI社がリリースした大規模言語モデルの一種で、ナレッジセンスが提供するChatProは、セキュリティーを強化した形でChatGPTを利用しつつ、コスト面でも優位性のあるサービスである。特に、チャット内容をAIの学習から守る機能、プロンプトを社内共有できる機能など、豊富な独自機能が特徴である。また、初期費用が無料で、最低利用期間の縛りがないため、「使ってみないと分からない」という企業の気持ちに応えることができるとのことだ。

「ChatPro」は、パートナーになることなく利用しても、多くのメリットがあるサービスだが、パートナーになることで、これまでのプラン以上の行政向けメリットがある。具体的には、AI活用方法の模索に伴走、実証実験に伴う広報活動の支援などが挙げられる。これにより、自治体・行政向けの「まずは試してみたい」というニーズに対応することが可能となる。

出典:プレスリリース