大手ITインフラストラクチャーサービス プロバイダーのKyndrylは、ハイブリッドクラウド変革におけるメインフレーム アプリケーションの強化を目的とした新しいAIおよび生成AIベースのサービスの開始を発表した。同社は、広範なメインフレームおよびクラウドテクノロジー認定資格を基に、AI対応ソリューションの開発と展開を迅速化するために、5,000人を超えるメインフレームプロフェッショナルを教育する予定だ。

60年の歴史を持つテクノロジーであるメインフレームは、世界中の多くの組織にとって引き続き重要なITコンポーネントだ。Kyndrylの調査によると、多くの企業がメインフレームを業務に不可欠と考えており、ハイブリッドクラウド戦略に統合している。AI展開におけるスキルギャップに対処するため、KyndrylはKyndryl BridgeプラットフォームのAIツールと洞察を活用し、メインフレーム環境でのAI導入を促進するコンサルティングサービスを提供している。

KyndrylのCore EnterpriseおよびzCloudのグローバルプラクティス リーダーであるPetra Goude氏は、AIテクノロジーを活用してメインフレームシステムを最新化する顧客を支援するという同社の取り組みを強調した。このアプローチは、IT変革の取り組みを減らし、コストを削減し、俊敏性と回復力を向上させることを目的としている。IDCのMary Johnston Turner氏は、データ主導の意思決定とデジタルイノベーションを実現するために、メインフレーム データをAIアプリケーションと統合することの重要性を強調した。

同社の拡張されたサービスは、メインフレームからクラウドへのワークロードの移行、メインフレームアプリケーションとクラウド環境の統合、メインフレーム上のワークロードの最新化、アプリケーション開発者の俊敏性の向上など、さまざまなシナリオで顧客を支援するように設計されている。これらのサービスには、コード変換の自動化から量子耐性データ暗号化の実装まで、さまざまなユース ケースが含まれる。メインフレームの最新化のためのKyndrylのAIサービスの詳細については、同社のウェブサイトを参照してください。

出典:プレスリリース